最近、睡眠について関心が高まり、睡眠不足は睡眠負債(損失)という言葉、仕事や学習のパフォーマンス低下、が生まれるほどです。不眠や学習についても睡眠と脳の関係が明らかになってきました。身体が休息している間にも脳は覚醒している時に得た情報を海馬を通して各野に整理して記憶を高めたり、脳内で産生したアルツハイマー症の原因といわれるアミロイドβなどの老廃物を除去したりとつねに人間らしい生活を送るために活発に活動しているそうです。不眠や睡眠不足は脳のこのような活動を妨げている、ということです。本来の睡眠は7〜9時間まとめて取ることだそうで睡眠を取るにあたって生活習慣を見直すことが大事です。それは規則正しく余裕を持って生活することです。朝日を浴びたり、決まった時間に食事を摂ること、休日の寝貯め、は効果は少ない、をせずに普段通りに起床することや睡眠に入る2,3時間前にはリラックスすることだそうで寝酒やスマホは睡眠を妨げるので避けたほうが良いそうです。特に就学期の子どもは睡眠時間を十分に取ることが必要で深夜のスマホの使用や塾通いなどは再考が必要です。”寝る子は育つ”は睡眠中に成長ホルモンの分泌を促進しますのでいい格言ですね。世界でも日本人の睡眠時間は40分〜1時間程度短いようで勤勉といわれる中で睡眠時間を削り、精神疾患に罹患したり、過労死に至ってます。生活習慣の改善は考え方の改善でもあります。オマケ、10〜20分程度の昼寝はリフレッシュにはなりますがそれ以上の取りすぎは睡眠不足を促進しますので注意が必要です。
2018.5.8